2020年02月03日

大阪・日本橋 店舗数は堅調だが、堺筋の空洞化進む
~日本橋地域の店舗出店動向調査結果(2019年)を発表~

有限会社デシリットル・ファクトリー

大阪・日本橋の店舗出店情報サイト「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE」とフリーペーパー「pontab」が毎年定期的にまとめている「日本橋地域の店舗出店動向調査」(2019年)によると、日本橋エリア(浪速区日本橋3~5丁目・難波中2丁目)における新規出店数から退店数を差し引いた店舗数は5店舗の純増となり2年連続で増加した。しかし、メインストリートの堺筋沿いに限れば店舗数は減少するなど、「商店街」としては徐々に空洞化が進んでいる側面も。

大阪・日本橋を拠点に、地域の出店情報サイト「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE(日本橋ショップヘッドライン)」の運営とフリーペーパー「pontab(ぽんタブ)」を発行する有限会社デシリットル・ファクトリー(本社:大阪市中央区日本橋、代表取締役:楠瀬航)では、日本橋地域の現況を定量的に把握するため、店舗の出店・退店状況やエリア別・業種別の動向などを「日本橋地域の店舗出店動向調査」として毎年発表しています。
このたび、2019年分の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

2019年の日本橋地域全体での新規出店は63店舗、退店は58店舗となり、2年連続の純増となりました。
いくつかの不安要因はあるものの、依然堅調な訪日外国人客(インバウンド)需要に対応した店舗の積極出店も追い風となり、日本橋における新規出店数自体はここ数年高水準を保っていますが、メインストリートである堺筋沿いを中心に、空き店舗となっていた好立地の物件が相次いでホテルなどに姿を変えたことで、出店可能な路面店舗は逆に減少。その結果、難波中2丁目から日本橋3丁目、そして日本橋4丁目の一部までは空き店舗がほぼ解消し、既存店舗の退店が発生してもその多くで比較的早期に次の出店が決まっています。そのため、路面店舗に限れば当分の間は店舗数自体の増加は期待しにくい──つまり、既存店舗からの退店数が新規出店の事実上の上限になるという状況です。ちなみに2019年も、路面店舗に限れば店舗数は前年と同数で増減はありませんでした。
エリア別の動向では、難波中2丁目と日本橋4丁目が増加、日本橋3丁目と5丁目が減少となりました。
難波中2丁目では、期中に竣工した新築ビルへの入居店舗が出店数の主な増加要因となりました。これに対し日本橋4丁目では、賑わいの中心となっているオタロードや堺筋沿いではなく、それらから少し離れた場所や、これまで利用度の低かった既存の雑居ビルの上層階などが“開拓”され、店舗となることで出店数の増加につながったことが特徴です。ただその反面で堺筋沿い、特に日本橋5丁目(地下鉄恵美須町駅周辺)においては、商店街が本来持っていたであろう「魅力ある店舗が軒を連ねている」状態の維持が年々困難になってきている状況です。
業種別の動向では、2019年は飲食店の出店が突出して多く、出店数全体の3分の2近くを占めました。例年、新規出店のうち飲食店は半数程度を占めていますが、ここまで高い割合となるのは異例のことです。
上記をはじめとする調査結果の詳細は、1月30日より配布を開始した「pontab」2020年新春号(Vol.37)にて掲載しております。なお、紙面は弊紙の公式サイト http://pontab.jp でもPDF形式で見ることができます。

【調査概要】        
調査範囲
 大阪市浪速区難波中2丁目・日本橋3~5丁目(でんでんタウン/日本橋電気街)
調査期間
 2019年1月1日~2019年12月31日(1年間)
調査項目
 *出店・退店の概況
 *業種別出店状況
 *各エリア別出店状況
 *新規出店店舗の継続性
 *新規出店の立地および運営組織形態
 *注目すべき業種等の動向、その他考察 など
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■「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE」について …… http://nippon-bashi.biz
大阪・日本橋電気街(でんでんタウン)エリアの店舗オープン情報を定点観測するニュースサイトとして2005年に開設。月間約10万ページビューのアクセスがあります。また、ツイッターアカウント https://twitter.com/dendentown では、記事になる前の速報やいわゆる「街の小ネタ」などについても積極的に情報発信を行っています。
■フリーペーパー「pontab」について …… http://pontab.jp
2011年創刊の季刊紙。上記「-HEADLINE」のデータを活用した、街歩きにも使える便利な「日本橋エリアマップ」と、街のさまざまな話題をビジネス・マーケティング的視点で伝える読み物記事を主軸に紙面を構成しています。
<発行サイクル>1・4・7・10月の各下旬発行
<版型>タブロイド判8頁(カラー4頁+モノクロ4頁)
<発行部数>10,000部
<配布箇所>大阪市浪速区・中央区(主に難波・日本橋・新世界)を中心とした約100店舗に設置
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【本件に関するお問い合わせ先】 
有限会社デシリットル・ファクトリー(担当:楠瀬/立花)
〒542-0073 大阪市中央区日本橋1-25-18 新浪花ビル505
※メールでのお問い合わせは「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE」 http://nippon-bashi.biz 内の
お問い合わせフォームをご利用ください。

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