
咲くやこの花館(大阪市鶴見区/館長 城山豊)は、1990年に開催された国際花と緑の博覧会(花の万博)の会場跡地、現在の花博記念公園鶴見緑地に残されたレガシー(遺産)のひとつです。花の万博のメインパビリオンとして大阪市により建設されました。
この度、大阪で3回目の国際博覧会となる2025年大阪・関西万博開催を記念して2011年にオープンしたプチ・イングリッシュガーデンを改修し、エルフガーデンを開設いたします。
エルフガーデンとは、夏の除草労力を軽減してボランティアによる維持管理を可能とするコミュニティガーデンのモデルガーデンの名称です。2022年よりボランティアによる運営を続けてきました。少ない労力で美しいガーデンをより多くの人に知ってもらうため、本年度は中心部分に英国式石積みによるモニュメントを設置しました。
14年ぶりのリニューアル工事となったエルフガーデンが完成しましたので、セレモニーを執り行います。ぜひ、お越しください。
【メディア向け内覧会】
10時~受付
10時15分~10時45分 館長によるギャラリートーク(5~10分程度)
館長、神谷氏への取材
【式典】
名 称:エルフガーデン「記憶 Recollection」完成セレモニー
会 場:咲くやこの花館 外部庭園 旧プチ・イングリッシュガーデン
日 時:2025年6月14日(土)11:00~
主 催:一般財団法人大阪スポーツみどり財団
スケジュール:
10:45~ 受付
11:00 会式宣言
主催者挨拶
11:10 来賓ご紹介
来賓ご挨拶
11:15 感謝状授与
11:20 石積み お披露目
11:25 記念撮影
11:30 式典終了、一般開放
11:30 記念演奏
※取材にお越しいただける方は、咲くやこの花館までご連絡ください
【その他】
雨天決行、場所をフラワーホールに移して執り行います。
石積みの製作工程をご覧いただけます。
咲くやこの花館 【公式】動画チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCINScwBfpGZBfhhJwUhy33w
【エルフガーデン概要】
1 英国式石積みによるモニュメント「記憶 Recollection」設置
英国式石積みは、イギリスの伝統的な石積みで、接着剤を使わず石の再利用ができ、他の動植物と共存し、芸術的な美しさを持つ建造物です。イギリスでは資格制度を設け、この技術を守っていますが、日本でもこの資格を持つ技術者が増え、造られるようになっています。「記憶 Recollection」は、日本での英国式石積みの第一人者神谷輝(てる)紀(き)氏による設計でDNAの二重螺旋をイメージした作品となっています。
2 英国式石積みによる修景
英国式石積みは、イギリスの伝統的な手法で、英国の認定制度に合格した有資格者が日本でも増えたため、造られるようになり、現在、造園や園芸業界で注目されています。国内ではジブリパークなどで前例があります。
本石積みはイギリスのコッツウォルズストーンで構成されています。黄色い石が特徴となっており、すべてイギリスから運ばれた石を採用しています。
3 モニュメント周辺の修景
花壇は、夏の除草労力を軽減できるように植栽植物を選定し、配置しています。引続き、優秀なボランティアのスキルで効率的な雑草管理に努めます。
風に揺れる植物を自然風に植栽しています。花や穂の向こうに石積みが見えるようモニュメントと調和のとれた景観づくりにも努めています。新しく張りなおした美しい芝生や、生垣の代わりに設置した歩道でごゆっくりお楽しみください。
(解説/城山豊)
【問い合わせ】
咲くやこの花館担当:上棚、西谷
〒538-0036 大阪市鶴見区緑地公園2-163
TEL: 06-6912-0055 / FAX:06-6913-8711
Mail:[email protected]