中高生の心不全パンデミック対策カンファレンス
「inochi KANSAI Forum 2022」開催！

inochi WAKAZO Project（全体代表 : 北野幸一郎）は、若者の力でヘルスケアの課題の解決を目指す、学生によるプロジェクトです。弊団体が今年度実施している中高生向け課題解決型プログラム「inochi Gakusei Innovators' Program 2022 KANSAI（以下 i-GIP 2022 KANSAI）」の最終イベントとして、「inochi KANSAI Forum 2022」を開催します。本イベントでは、7 月 10 日（日）から 4 ヶ月間にわたって、関西の中高生・高専生約 60 名が、心不全の課題解決に取り組んだ結果をプレゼン形式で発表します。中高生のアイデア発表をきっかけとし、より多くの人に心不全に関する社会課題を周知していただける機会になると考えております。

活動の様子

■テーマは「心不全パンデミック」
　 ～忍び寄る医療崩壊の恐怖　2020 年罹患者数は推定 120 万人～
i-GIP 2022 KANSAI で取り組んだテーマは「心不全パンデミックを前に、君はどうする？」です。心不全とは「心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」です。超高齢社会の到来や医療技術の進歩等の社会的背景により、心筋梗塞などを起こしても救命され、のちに心不全で亡くなるケースが急増しています。心不全の予防・治療は、病気への正しい理解と、生活習慣の改善が重要です。超高齢化社会を生きる私たちも当事者であるという意識を持ち、学生ならではの視点で心不全の課題に向き合ってきました。

■i-GIP 2022 KANSAI について
i-GIP KANSAI では、中高生・高専生が阪大・京大・医学部をはじめとした関西の大学生メンターとチームを組み、二人三脚で心不全に取り組みました。13 回の教育プログラムを実施し、大学の先生や医療関係者など、10 数名の講師の方々にご登壇・ご協力いただきました。プログラム内で、参加者は心不全についてだけでなく、プレゼンの方法についてなど様々な分野について学び、最後の発表に向け準備をしてきました。また、チームごとに医療機関や大学の先生に連絡を取り、ヒアリングを実施。机上の空論ではなく、現場のニーズに即した課題・解決策を模索してきました。当イベントでは 10 代の参加者が、4 か月間考え抜いたアイデアを発表します。

【inochi KANSAI Forum 2022 情報】
日時：2022 年 11月 6日 ( 日 ) 9:50-16:30
会場：KRP（京都リサーチパーク）
審査員（一部調整中）：
坂田 泰史 先生（大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学教授）
其道 忠久 様（一般社団法人 inochi未来プロジェクト 事務局、株式会社電通）
清元 佑紀 様（独立研究法人国立国際医療研究センター総合診療科 医師、一般社団法人 inochi未来プロジェクト 推進委員）
登壇者：i-GIP 2022 KANSAI 参加の中高・高専生
参加校一覧...灘高等学校、神戸女学院中学部・高等学部、大阪星光学院高等学校、四天王寺高等学校、天王寺高等学校、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎、奈良学園登美ケ丘高校、智辯学園和歌山高等学校、清風南海高等学校、大谷高等学校、京都市立西京高等学校、淳心学院高等学校、関西大倉高等学校、京都府立洛北高等学校、鈴鹿工業高等専門学校（順不同）
タイムテーブル：
9:50-10:10 オープニング [ 代表挨拶など ]
10:10-11:15 発表 [5 チーム登壇 ]
11:20-12:25 発表 [5 チーム登壇 ]
12:25-13:10 昼食休憩
13:10-14:15 発表 [5 チーム登壇 ]
14:20-15:40 発表 [6 チーム登壇 ]
15:40-16:10 参加者インタビュー

■inochi WAKAZO Project について（https://inochi-wakazo.org/）
一般社団法人 inochi 未来プロジェクトが主催する学生団体です。「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」をミッションとする、東大・京大・慶大・阪大の医学生を中心とした次世代イノベーター集団です。当事者の課題を徹底的に追究した真にinnovative な課題解決プランを創出し、次世代の日本・世界のヘルスケア領域を切り開く人材を育成します。 この 2 つの活動を通して、市民と医療者の境界を越えて「ヘルスケア」が広がる未来社会を若者から実現します。