過疎化・高齢化が進む朝来市で20代男性 3 人がマルシェを立ち上げ
兵庫・和田山で「Hito-Toki-Marche（ヒト・トキ・マルシェ）」11/6（日）本格始動！
コロナ禍で販売先を失った農作物の販売や伝統工芸のワークショップで朝来の魅力発信

あさごまるまる企業組合（朝来市物部1697）は2022年11月6日（日）、和田山中央文化公園（朝来市和田山町玉置 877-1）でファーマーズマーケット「Hito-Toki-Marche」を開催します。

20代男性3人が立ち上げる「Hito-Toki-Marche」

立ち上げの目的
「Hito-Toki-Marche」は2人の農家と1人のデザイナーの20代男性3人で運営するマルシェイベントです。
コロナ禍による農産物の販売先の減少、肥料等の資材費高騰で苦しむ農家の新たな販売先を作ること、また過疎化と高齢化※が進む朝来市で同世代が集う場所を作ることを目的に立ち上げました。会場では、但馬地域を中心に、農家、飲食店が約10店舗出店します。伝統工芸の体験ワークショップも開催します。
※65歳以上の割合が35.7％（全国平均は28％）

イベント概要
名　称 ： Hito-Toki-Marche　　
日　時 ： 11月6日（日曜日）10:00～15:00
場　所 ： 和田山中央文化公園 (朝来市和田山町玉置877-1)　入場無料
出店者 ： 遠坂きのこ園、ミツバチファームにしむら養蜂、篠や、haaki Leather、cafe dailyshipなど約10店舗
ワークショップ ： 豊岡杞柳細工で使われているコリヤナギを使ったカゴ編みワークショップ

メンバー
久 洋平（YOHEI HISA）
1994.5.11生　　あさごまるまる企業組合 代表 / ひさ農園　代表
静岡県出身。自分が作った食べ物の美味しさに感動し、大学を休学して農業の世界へ。全国を回る中、朝来市で人の縁にも恵まれ、大学卒業後2018年朝来市に移住。研修を終え独立し 2021年に新規就農。現在、岩津ねぎ、ピーマン、朝倉さんしょを栽培中。岩津ねぎシーズンには神戸ファーマーズマーケットや百貨店など京阪神でねぎの対面販売など積極的に行っています。

﨑山 祥（SHO SAKIYAMA）
1995.10.4生　　YOKI DESIGN　代表
兵庫県姫路市出身。京都芸術大学でデザインを学び、卒業後、東京のデザイン会社に就職。ローカルデザインの可能性を感じ退職後、2021年、地域おこし協力隊として朝来市に移住。市と協力しながらデザインの力で地域活性化の仕事をしつつフリーランスとしても活動中。朝来市の会社や事業者のプロモーションや工業製品など幅広くデザインを手がけています。

鴨谷 晃輝（KOKI KAMOTANI）
2001.5.1生　　鴨谷ファーム　代表
朝来市出身。高校を中退後、生まれ育った地域が「岩津ねぎ」の本場であり、地域の方々が農地の借り手を探していたことから農業をすることを決意。2020年に市の制度を利用し、農業研修を開始。独立を1年後に控えた現在では、岩津ねぎ、とうも ろこし、黒枝豆など年間約15品目の野菜を栽培中。自社直売所を持ち直売所で野菜を対面販売しています。

Hito-Toki-Marche について
開催の意気込み
僕たちが働き暮らす朝来市には、たくさんの魅力があります。竹田城跡や生野銀山などの歴史遺産、豊かな自然の中で育った農産物、個性あふれる生産者さんたち。それらをより多くの方々に広めていき、朝来市を若い力で元気づけていきたいです。

今後の取り組み
今回に限らず、定期的な開催を目指しており、来年は10月と11月も開催を予定しています。このマルシェを単なるイベントで終わらせず、地域に根ざしたものにしていきたいと思っています。また、マルシェの開催が難しい冬の時期には味噌づくりや、ネギの収穫体験といったワークショップを開催し、様々な形で地域の魅力を発信していけたらと思います。

ネーミングの由来
関わる人たちとの繋がりや過ごす時間、一期一会を大切にしたいと思い「Hito-Toki-Marche（ヒト・トキ・マルシェ）」とネーミングました。
ヒト（生産者・消費者）×トキ（関わる時間）×マル（繋がり・ご縁）＝Hito-Toki-Marche（ヒト・トキ・マルシェ）