-告知・取材のお願い-


ドキュメンタリー映画「最後の吉原芸者みな子姐さん


-吉原最後の証言記録」



平成25年9 月吉日
makoto office 代表
安原 眞琴





関係各位

今春makoto office代表安原眞琴(江戸文化研究者、立教大学兼任講師)が製作した、ドキュメンタリー映画「最後の吉原芸者みな子姐さん-吉原最後の証言記録-」が、本年10月19日(土)〜11月1日(金)まで、NPO法人淀川文化創造館シアターセブンにて上映されます。
つきましては、下記の映画と上映会の趣旨を御理解いただき、ぜひ貴社にて告知と御取材を賜りたく、ご検討いただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

■「最後の吉原芸者みな子姐さん-吉原最後の証言記録-」製作経緯と今後の計画
本作品は、安原が、2005年から2010年まで6年にわたり、最後の吉原芸者みな子姐さんを、毎日のようにカメラで取材した映像を、59分にまとめたものです。
ファストフード的お手軽文化がもてはやされる昨今、本物の日本文化を血肉化したみな子姐さんの証言と至芸が収められています。

今やソープランド街と化している吉原遊廓ですが、みな子姐さん1人の身体に、江戸時代以来の伝統が継承されていました。
安原は、江戸文化を研究していることもあり、お姐さんが、最後の吉原芸者である前に、吉原という重要な文化の最後の生き証人であることに気付くことができました。
そして、お姐さんと同時に、お姐さんを通して吉原文化を記録に留めよう、留めなければならない、と強く思ったのです。
これは、唯一無二の貴重な映像記録です。

これからも、映像製作を通して、多くの方々に、少し前の日本や日本人の生活様式に思いを馳せ、日本の文化に興味を持っていただきたいと思っております。
そのためにまず、三都の遊廓、つまり「京都の島原」と「大阪の新町」のカメラでの取材を行い、「映像三部作」を制作したいと考えております。
島原の芸者さんは4人しか残っておらず、新町は絶えて久しいものの、その記憶をたどることのできるご高齢の方がご存命です。

今回、関西で上映させていただく機会を得られて心から嬉しく思っております。
この映画は、江戸の吉原芸者の記録ですが、京都や大阪などの関西、広くは全国に芸者文化が残っております。
日本でオリンピックが開催されますが、その際には、かつての「フジヤマ、ゲイシャ」的な誤ったイメージではなく、本当の日本文化を海外の方々にお伝えしたいと考えております。

なお、無名の女性が1人で活動することにかなりの困難が伴いましたので、今のところ名目だけではありますが、makoto office というものを創りました。
目的は、失われつつある古き良き文化を守り、伝えていくための活動を行なうことです。

■映画の詳細について

タイトル :ドキュメンタリー映画
「最後の吉原芸者みな子姐さん-吉原最後の証言記録-」
出演 :みな子(吉原芸者)
二三松(もと吉原芸者)
望月太左衞(歌舞伎囃子方望月流宗家長女)
北見寿代(寄席芸人)
聖子(浅草芸者)
七好(浅草の太鼓持ち)ほか
協力 :佐藤一彦(立教大学教授)
中野三敏(九州大学名誉教授)
渡辺憲司(立教大学名誉教授、立教新座中学校高等学校校長)
ほか
撮影期間 :2005年7月~2010年1月
上映時間 :59分

■みな子姐さんについて
みな子姐さんは、11歳で吉原に奉公してから2010年に90歳で亡くなる直前まで、現役の吉原芸者として活躍されていた方です。
芸歴は80年にのぼります。その吉原芸者の意地とプライドは、「吉原には、花魁だけじゃなく、芸者もいたんです。」というお姐さんの言葉に象徴的に表われています。江戸時代から吉原に伝わってきた芸の数々は、もはやお姐さんの身体にしか記憶されていませんでした。
そのため、歌舞伎役者の方や古今亭志ん朝師匠のような噺家さんが、芸を教わりにくることもありました。
また、吉原というと遊女や性風俗ばかりが注目される向きがありますが、本作品により吉原の重要な意義、つまり350年にわたり日本文化の発信源であり続けたことが、はじめて明かされます。



 

■大阪での上映会の詳細について
題名 「最後の吉原芸者みな子姐さん-吉原最後の証言記録-」
日時 平成25年10月19日(土)〜10月25日(金) 13:20〜
10月26日(土)〜11月1日(金) 10:30〜
会場 NPO法人淀川文化創造館シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F
※映画上映を中心とした多目的スペースです。

 

■上映会の経過報告と今後の予定
1、経過報告
全て安原が個人で行っているため、6月の第1回上映会は、クラウドファンドReadyFor? で御支援者様を募って開催しました。
その後、荻窪ベルベットサンで3回、渋谷アップリンクで2週間の上映を行い、すべて満席でした。
RadyFor? のサイト https://readyfor.jp/projects/geisha
渋谷アップリンクのサイト http://www.uplink.co.jp/event/2013/14893

2、今後の予定
11月10日(日)は、立教大学主催で、一般の方々も参加自由な、上映会を行ないます。トークゲストは立教大学名誉教授の渡辺憲司氏と法政大学教授の田中優子氏です。
11月14日(木)には、東京の池袋にある、老舗の名画座「新文芸坐」で、上映させていただきます。落語家と作家をゲストにお招きします。
落語家は柳家権太楼、古今亭菊之丞、鈴々舎風車の3名、トークゲストの作家は、夏目雅子主演映画「時代屋の女房」の原作者である村松友視さんです。

■ご予約とお問い合わせ先
安原 眞琴
Mail  [email protected]
FAX 03-3823-6115
TEL 080-4902-6570
ホームページ:http://www.makotooffice.net/

*申し訳ございませんが、授業があるため、電話でのご対応は送れる場合がございます。
以上





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