2022年02月28日

現在の建物は取り壊されますが「枚方家具団地は永久に不滅です!」
枚方家具団地協同組合 新事務所 11月3日(水)移転オープン

講堂やドームの建造で使われる、珍しい伝統技法を生かした「木造合掌トラス(組み梁)構法」を採用
木材は国産ヒノキとスギ。「他で作れるものなら作ってみろ!」というくらいこだわりました

枚方家具団地協同組合

枚方家具団地協同組合(住所:大阪府枚方市、代表理事:藤川龍磨)は2021年11月3日(水)、新名神高速道路の整備事業に伴い、「カグニティ枚方」を取り壊し、組合事務所を移転・新規開設しました。新事務所は伝統的な「木造合掌トラス(組み梁) 構法」(建築:株式会社 木匠 <本社:大阪府泉北郡>)を用い、木材は国産ヒノキとスギを使用しました。

新事務所 外観

■新名神高速道路に伴う整備事業で、枚方家具団地のシンボル「カグニティ枚方」が取り壊しに。
新事務所は”家具のまち”らしく木材は国産ヒノキとスギを使い「木造合掌トラス(組み梁)構法」を採用

 2024年3月共用予定の新名神高速道路に伴う整備事業の影響で、”家具まち”として知られる枚方家具団地のシンボル的な施設であり、旧事務所の「カグニティ枚方ビル」は取り壊しが決定しました。当ビルは大きくボリュームのある建物ですが、移動先の新事務所は「小さくても本物」「木を魅せる配慮」をコンセプトに、屋根を支える柱が極力少なくすみ、柱が少ない分広く使える「木造合掌トラス(組み梁) 構法」を用いました。同構法は明治から昭和初期にかけて講堂やドームなどでよく使われた建築様式ですが、一般の建物では大変珍しいです。
 屋根は天然スレートで国道1号線からもよく見えます。外壁は国産スギ板の鎧張りで国産の自然塗料・渋柿で仕上げました。外階段の段板は世界で一番水に強い木材と言われているウリン材で組み立ました。木材は紫外線により、自然なグレーに褐色し、その後大変安定した状態になります。2階の内部は無垢材・無塗装で仕上げ、ヒノキの香りと、暖かみを十二分に引き出しました。1階と2階の間には平行弦トラスを入れています。
 使用されている木材は国産ヒノキとスギで、奈良県吉野と、高知県林業振興環境部のご協力により、枚方市の友好都市である高知県四万十市から調達いたしました。トラス構法の構造上、12cmの角材がとれる小径木だけで作り上げることができるので間伐材の利用にもつながります。
 2階の約13坪のスペースは、一般のみなさんにも貸し出しができます。ぜひ体感いただければ幸いです。

■枚方家具団地について
 枚方家具団地は1962年(昭和37年)に、大阪市内の家具製造工場をはじめ、材⽊・塗料・⾦物など 家具に関わる企業・職⼈ が集まって、枚方長尾地区に家具の工場団地として作られました。 はじまりは家具の製造・卸しを行なう工場が集まる街でしたが、 時代の変遷とともに、⼩売りの需要が高まり、工場の前で⼩売りや、家具の⼩売りの店舗も集まるようになりました。

 しかし、近年は大型家具チェーン店の増加、収納機能の充実など⽣活環境が大きく変化し、 家具団地も大きな影響を受けることになりました。また2024年3月の新名神高速道路開通により、街並みが大きく変わるだけでなく、各店舗の立ち退き問題など枚方家具団地存続が危ぶまれていました。現在は2050年を見据えて地元住民の方々と共に、循環型ライフスタイル創造の、小さくてもホンモノのまちづくりをめざして活動しています。

ぜひ、貴社媒体でお取り扱い頂きますようお願い申し上げます。ご不明な点はお気軽にお問合せ下さいませ。

◆お問合せ先

●取材に関するお問い合わせ●
枚方家具団地協同組合 事務局 担当:谷川 
TEL:072-856-1463  E-mail:[email protected]

◆プレスリリース画像
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部材同士を三角形に組み合わせ強度を保つ 「木造合掌トラス(組み梁) 構法」
◆プレスリリースPDF
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