2022年05月30日

中国の政治リスクや、春節に伴う工場停止、環境規制の強化などのリスクを考慮し、
コロナ禍を機に、交渉を進めていたインドネシア工場とも取引を開始
創業97年 奈良発の老舗オーダースーツ店「ツキムラ」の取り組みをご紹介
~更なる海外縫製工場の開拓も視野に。安定供給で価格は20年前と変わらず~

オーダースーツ専門店 ツキムラ

関西を中心に14店舗を展開する「オーダースーツ専門店 ツキムラ」(本社:大阪市西区、代表:岸 裕亮)はコロナ禍の2020年初頭、縫製を依頼していた武漢の縫製工場が完全にストップしました。そこで以前から開拓を進めていたインドネシア工場に発注。新しい縫製工場でも独自のノウハウで品質を保ち、その後も安定供給を実現。さらには様々なモノが値上げされる中でも20年前から始めた「三着五万円(税別)」スーツの価格を変えずに営業しております。

■創業97年、奈良発のオーダースーツ専門店がグローバルな取り組みを展開
 ツキムラは1925(昭和元)年に開業した「月村洋服店」をルーツにもつオーダースーツ専門店です。2002年からは、オーダースーツとしては破格の「三着五万円(税別)」の商品を販売し、オーダースーツの入り口を広げることに貢献しました。

 三着五万円(税別)を実現・継続できた理由としては、3着セットというスケールメリット、中国の縫製工場と取引を開始したこと、お客様のリピートによって利益を積み重ねてきたことなどがあります。しかし、中国の縫製工場では①春節、②政情不安定などから工場が止まることがありました。また、近年では環境規制が強まり、代替技術活用によるコストアップも課題となっておりました。そのような状況を鑑み、かねてから中国以外の取引先も必要だと考え、新たな取引先の開拓を進めておりました。

 2020年にコロナが拡大し、弊社と取引のある武漢工場が一時完全に停止しました。弊社では急きょ国内の縫製工場に依頼したほか、新たな取引先としてコロナ前から交渉していたインドネシアの工場と契約することでお客さまの納期に間に合わせて製品を届けることができました。特に海外の場合、新しい取引先の製品の質が安定しません。しかし弊社では、創業以来改良を続ける型紙があることに加え、独自の縫製基準を確立していることから、海外の新しい発注先でもこれまでとそん色ない製品に仕上げることが可能となりました。

 原油価格の高騰で様々な分野で値上げは続きそうですが、取引工場を点在させることで安定供給を可能にし、20年前と変わらない「三着五万円」(税別)で営業を続けてまいります。今後はさらなる安定的な稼働を求め、新たな海外の縫製工場との取引も検討しております。

「オーダースーツ専門店 ツキムラ」について
1925年(昭和元年)、現社長岸裕亮の曽祖父、月村保夫が奈良県に「月村洋服店」を創業。オーダースーツは高いという概念を無くしたい!との思いから、2002年に始めた「三着五万円」(税込み5万5,000円)の価格設定で一躍話題となりました。97年目を迎える現在、関西を中心に14店舗(奈良4 店舗、京都3店舗、大阪4 店舗、兵庫2 店舗、滋賀1 店舗)の直営店を運営しております。コロナ前後で生じたウエストサイズの増減を1センチ1,000円で買い取り(値引き適用)する「Go To Fit」、不採用通知の数だけスーツが安くなる「不採用割」など、様々な企画を行っております。

◆お問合せ先

●取材に関するお問い合わせ先
 オーダースーツ専門店 ツキムラ 広報事務局  担当=田村・小村・後藤
TEL:06-4708-3766 Email:[email protected]

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