大阪・日本橋の店舗出店情報サイト「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE」とフリーペーパー「Pontab」がまとめた「日本橋地域の店舗出店動向調査」によると、2024年の日本橋エリア(難波中2丁目・浪速区日本橋3~5丁目)における新規出店から退店を差し引いた店舗数は19店舗の増加。トレーディングカード専門店の出店ラッシュが前年に引き続き高水準で推移したほか、低迷が続いていた日本橋5丁目でも店舗数減少に底打ちの兆しが見えてきた。
大阪・日本橋を拠点に、地域の出店情報サイト「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE(日本橋ショップヘッドライン)」の運営とフリーペーパー「Pontab(ぽんタブ)」の発行を行う、有限会社デシリットル・ファクトリー(本社:大阪市中央区日本橋、代表取締役:楠瀬航)では、日本橋地域の現況を定量的に把握するため、店舗の出店・退店状況やエリア別・業種別の動向などを「日本橋地域の店舗出店動向調査」として毎年発表しています。
このたび、2024年分の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
2024年の日本橋地域全体での新規出店は73店舗、退店は54店舗となり、19店舗の大幅な純増となりました。
特に、コロナ禍からの回復が見え始めた2022年から出店が右肩上がりで増加、店舗数もこの3年間で合計61店舗という大幅な純増を記録しています。
業種別の目立った動きを見ると、前年と同様に物販ではトレーディングカード(トレカ)専門店、飲食ではいわゆる「コンセプトカフェ」(コンカフェ)と称される店舗群が突出。それぞれ約20店舗の出店があり、この2ジャンルで新規出店の過半を占めました。特にトレカ専門店は、市場全体の拡大とともに店舗数の増加が顕著で、現在既存店も含めると約70店舗、加えて調査対象範囲の周縁にも20数店舗があり、日本橋とその周辺だけで100店舗程度が存在するとみられます。
ただ、これらトレカ専門店とコンカフェの旺盛な出店に牽引される形で建物の上層階(2階以上)で展開される小規模な店舗が急増する一方、路面店舗に限れば店舗数は横ばい状態で、コロナ禍初期に発生した大幅な減少を埋め合わせるにはいまだ至っていません。そのほか、難波側から見ると最南端にあたる立地条件から長年店舗の流出が続いていた日本橋5丁目への出店が昨年に急増していることも、例年の動向と異なる大きなポイントになっています。
上記をはじめとする調査結果の詳細は、1月31日発行の「Pontab」2025年新春号(Vol.54)にて掲載しております。なお、紙面は「Pontab」の公式サイトでも2月14日(紙版の発行2週間後)よりPDFにて公開いたします。
【調査概要】
調査範囲:
大阪市浪速区難波中2丁目・日本橋3~5丁目(でんでんタウン/日本橋電気街)
調査期間:
2024年1月1日~2024年12月31日(1年間)
調査項目:
*出店・退店の概況 *業種別出店状況 *各エリア別出店状況 *新規出店店舗の継続性
*新規出店の立地形態 *注目すべき業種等の動向、その他考察 など
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■「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE」について https://nippon-bashi.biz/
大阪・日本橋電気街(でんでんタウン)エリアの店舗オープン情報を定点観測するニュースサイトとして2005年に開設。また、ツイッターでも記事になる前の速報やいわゆる「街の小ネタ」などについても積極的に情報発信を行っています。
■フリーペーパー「Pontab」について https://pontab.jp/
上記「-HEADLINE」のデータを活用した、街歩きにも使える便利な「日本橋エリアマップ」に、街のさまざまな話題を取り上げた記事やコラムなどを加えた紙面構成。2011年1月の創刊から今年で15年目となります。
<発行サイクル>1・4・7・10月の各下旬発行
<版型>タブロイド判8頁(カラー4頁+モノクロ4頁) <発行部数>10,000部
<設置・配布箇所>大阪市浪速区・中央区(日本橋・難波・新世界など)を中心に、数十店舗に設置
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【本件に関するお問い合わせ先】
有限会社デシリットル・ファクトリー フリーペーパー「Pontab」編集部(担当:楠瀬)
〒542-0073 大阪市中央区日本橋1-25-18 新浪花ビル505
※お問合せは「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE」内の下記お問い合わせフォームにて承ります
https://nippon-bashi.biz/contact